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2010年 05月 14日
市場へ。出品していたのがほとんど値段つかない。そのわりに買ってしまう。収支のバランスが悪い。市場の支払いはできるだけ本でしようと思っているのでついてない。昨日からひきづるな。
こんな時は夢をみようと思って、ドリームジャンボを買う。10枚。あたれ。 今年のカタリココのチラシが出来上がった。 百年は前田司郎さんをお招きします。ほかのお店も豪華。詳しくは百年HPを。 リトルモアが作った「ノート」が入荷しました。文字通り、無地のただのノートです。とは言っても、「ただの」の質が違いますが。置いているお店はまだ少ないのでお早めに。吉祥寺では百年だけ(だと思う)。525円。 ここ数日、告知しているソローキンの予約が明日からです。 『青脂』の翻訳者である望月さんと松下さんと北海道からお招きし、ソローキンを掘り下げていきます。さらに早稲田文学の運営委員でありロシア文学者でもある貝澤さんもお招きします。そして、ソローキンをどう読むのかが楽しみな前田塁こと市川真人さんをナビゲーターとして、吉祥寺ゼミナールを開催します! ソローキンをいま読むことで、世界文学の現在を捉えることができるのではないかと思っています。 百年「と」ソローキン 出張早稲田文学~吉祥寺ゼミナール ウラジミール・ソローキンを読む~ 「テクストは紙の上のインクの染みにすぎない」と断じ、現代ロシア文学を代表するウラジミール・ソローキンの、20世紀最後の長篇小説・『青脂』の全貌の一部が、『早稲田文学 3号』(2010年)でついに日本語で読めるようになった。 ようやく垣間見ることができた『青脂』は、ソローキンらしく脱構築的な作品でありながら、文学を再構築することへの意志もあらわな、ゼロ年代以降のソローキンと世界文学を予感させる作品でもある。奇怪・奇天烈・痛快な小説『青脂』を手がかりに、ソローキンの仕事を捉えるとともに、10年代に突入した現在、彼が、ロシア文学が、そして世界文学がどこに向っているのか探る。 ウラジミール・ソローキン 1955年、ロシアに生まれる。70年代後半からイリヤ・カバコフらのコンセプチュアル・アートに関わり、85年にパリで最初の小説『行列』を発表。90年代に入って、『愛』『ロマン』(共に国書刊行会より邦訳)などを続々と発表するも、本国ロシアではその暴力性とスカトロジーなど過激な作風のため容易に出版されなかった。1999年、文学実験の総決算とも言える『青脂』を発表。同作は『早稲田文学3』に、冒頭1/3が翻訳掲載された。続く訳出と新作が待たれる、現代ロシアを代表するポストモダニズム作家の一人である。 望月哲男 1951年生まれ。北海道大学スラブ研究センター教授。ロシア文化論を専門。主な翻訳に『ドストエフスキーの詩学』、ソローキン『ロマンⅠ・Ⅱ』など、2008年にトルストイ『アンナ・カレーニナ』の新訳を手掛ける。2010年、ソローキン『青脂』の翻訳を松下隆志と共同で開始する。 松下隆志 1984年生まれ。北海道大学院生。論文に「脱構築から再構築へ ウラジミール・ソローキンのゼロ年代の創作をめぐって」がある。 貝澤哉 1963年東京生まれ。早稲田大学文学学術院教授。著作に『引き裂かれた祝祭--バフチン・ナボコフ・ロシア文化』(2008)、訳書にイーゴリ・ゴロムシトク『全体主義芸術』)など。運営委員として雑誌「早稲田文学」に携わる。 市川真人 1971年生まれ。雑誌「早稲田文学」プランナー/ディレクター。早稲田大学ほかで教壇に立つほか、TBS「王様のブランチ」にブックコメンテータを務め、批評ユニット「前田塁」としては文学を軸にスポーツやギャンブルから社会分析やメディア論までを論じる。おもな著作に『小説の設計図(メカ二クス)』、『紙の本が亡びるとき?』など。 6月12日(土)14::00~16:00(受付開始 13:30) チケット 1500円(「青脂」レジュメ付き) *早稲田文学3号ご購入の方は1300円となります。 定員 55名 5月15日(土)11:00~予約開始!
by 100hyakunen
| 2010-05-14 23:35
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